質実剛健の美と贅が尽くされた
風情漂う館内
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登録有形文化財の宿
平成11年10月、当「樅峰苑」が登録有形文化財として文化庁より認定を受けました。樅峰苑の建物には大胆かつ繊細に冴え渡った職人の技が随所に施されています。
玄関口の廊下、縁側
16.3mという長大な一枚通しの天然秋田杉を使った廊下や、3部屋通しの長押などに最上の建材がさりげなく使われています。
階段室
宮大工ならではの技が作り上げた鹿鳴館風の意匠。和風の造りから一転して、ルネサンス調の親柱や手すりなど凝洋風の技法が凝らされており、また階段の天井は折り上げ天井で、その下部の欄間は和風。さらに背後の天井は舟型天井となっており見事な対比を見せています。
フロント・ロビー
木のぬくもりに包まれた空間で、竣工当時の写真や様々なテイストの展示物をお楽しみいただけます。ロビーでは秋田ならではのお土産や、樅峰苑オリジナルお菓子などを販売しております。
40畳の大広間
現在お食事処として利用している広間は、中央の柱を抜き取ることが出来る仕掛けの造りで、40畳の大広間としても利用できます。
趣の異なる欄間
お部屋や館内に、様々な模様の欄間を設置しております。細部にまでこだわった装飾をお楽しみください。
時代を超えて愛される、レトロな品々
小山田家の家紋が入った人力車や、防火のまじないとして鯉など水に関係のあるものを形どった懸魚、100年以上の時を刻む時計など、歴史を物語る品が様々。竣工当時の硝子もそのまま残っています。
小山田家資料館
元禄時代に建てられた旧米蔵を活用した資料館。江戸時代から藩の要職を務め、豪農であった小山田家。その寛文年間から昭和初期までの歴史を物語る約2000点の古文書には、当時の豪農の権勢が偲ばれます。(小山田治右衛門家文書1494点が大仙市有形文化財に指定)また、秋田藩主佐竹公がお使いになっていた貴重な茶弁当や贅沢な什器、装飾品など、時代の面影を伝える数々の品々をごゆっくりご覧ください。